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平櫛田中の得意とする良寛上人像を紹介します。


平櫛田中は、21才の頃に 木彫 の道を志し、始めは人形師に 弟子 入りしました。25才のころに上京し、高村光雲らに 師事 しました。西洋の塑像の研究にも励みながら 写実 を追求し、やがて岡倉天心などと親交を深め、仏教や中国の故事を題材にした精神性漂う作品を制作して行きました。昭和期に入ると、彩色像や寄木造りに挑み、107歳で没するまで、数多くの傑作を残しています。代表作「鏡獅子」はたいへん有名です。明治、大正、昭和を通して日本の近代彫刻を牽引した偉大な作家です。

この作品は、1950年、彼が79才のときに作られた作品です。江戸後期の禅僧で歌人の良寛をモテーフにした、木彫り の作品で、彩色が施されています。高さ26.5cmで、底部には「北越 沙門良寛」と刻まれており、良寛が越後国の僧侶であることを示しています。彼は仏像だけではなく、こうした肖像 彫刻 を得意としました。中でも良寛は、その無欲高潔な人柄を敬仰しており、このように度々題材としています。良寛の 自画像 を参考にし、畳に座して 万葉集 を読みふける姿とその飄々とした細面の風貌を巧みに表現しています。わずかに頭を傾けて視線を落とし、右手で本を抑え、読書に集中する良寛を実に見事に表現している作品ですね。彼の徹底したリアリズムが窺い知ることができます。

このような、平櫛田中の晩年の木彫の彫刻作品は高価買取させて頂きます。若い時代に作られた作品よりも、晩年 の 全盛期 の作品が人気です。作家は試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の境地に到達します。作家の作品には、いろいろありますが、晩年の、自身の 作風 を確立させた円熟期の作品には、熟練した深い味わいがあり、高価買取させて頂けます。売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。著名な作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。(No.700)

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