中島千波の牡丹を描いた花鳥画です。
中島千波は、若い頃より、才能を開花させ、美しい日本の風景を中心に描き 院展 の中心人物として活躍を続け、パリでの 展覧会 も開催するなど、世界での評価も高い日本画作家です。この作品も、赤い牡丹の花が堂々と咲き誇り、見事な彩色が印象的な作品です。葉の一枚一枚の重なりも丁寧に描かれており、牡丹を際立出せるコンストラストも秀逸で、日本画 の 伝統 の美しさが感じられます。繊細 なタッチで描かれたこの作品は、中島千波らしい 独特の 作風 を良く表していて、味わい深い 名品 ですね。1990年の作品で、45才のときに描かれた 花鳥画 です。中島千波は、このような桜や牡丹などの花の絵を得意で、繊細ながら力強い独特の 画風 で知られています。美しい日本の風景を中心に描いておりますが、時代的にはやはり 晩年 の 全盛期 の作品が人気で、高価買取させて頂けます。作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。やはり、晩年の作品には熟練した深い味わいが出てきますので、 逸品 と呼ばれるものが多くなり、高価買取対象となります。岩絵具を用いた綺麗な 山水画 や 細密 に描かれた花鳥画などは人気がありますので、お気軽にご相談ください。65.6×91.3cmサイズの 紙本 に彩色が施された作品です。（No.260）