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先に品物を紹介させて頂きます。この作品は明治時代頃に作られた織部焼で、味わいのある
逸品 です。
保存状態 も良く、丁寧に作られた昔の
職人技 が見られる作品です。昔の逸品で、
共箱 はありませんが
茶の湯 では好んで使われる作品です。小品ですが、時代が新しく本来の織部焼の作品ではありませんので、お求めやすい価格です。江戸時代前期頃の本歌の昔の織部焼の
名品 なら、市場価格は非常に高価な作品です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
細かい模様の
陶磁器 なので、
陶芸 作品について少し説明させて頂きます。陶芸作品の焼き物は、
登り窯 のように火をくぐり自然の中で完成します。作品の景色や、状態は、焼きあがるまでわかりません、そこに陶芸作品の面白さがあり、同じ
窯 で同時に焼かれても、一点、一点、違い同じ上がりの陶芸作品はありません。焼き上がりの景色や出来栄えにより価格は大きく違ってきます。買取専門店では、相場との言葉をよく聞きますが、同じ作者の同じ作品でも、
骨董品 や
茶道具 に共通して言える事ですが、出来上がりにより価格が倍以上違う事も有り、また作家の作品では若作りと
晩年 の作品では、数十倍買取価格も変動することもあります。また、産地の特定や、時代の判断は、高台の土や陶芸作品の色合い、また
図柄 の伸びやかな生き生きとした大胆な
構図、形で判断します。