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先に品物を紹介させて頂きます。時代は、明治時代頃だと思われます。このような形の引手は珍しく、当時でも特別注文された誂えの引手で、中の七宝焼も華やかな
図柄 です。
古い時代 の手作りの
職人技 が素晴らしい逸品で、分厚い金属の
彫金細工 が施され
重量感 があり、さすが昔の品物と思わせる綺麗な引手です。このような
七宝焼 や
象嵌細工 や彫金細工が施された引手や釘隠しは高価買取させて頂きます。長年の年月を経た
逸品 ですが、綺麗な
保存状態 の品物で買取させて頂きました。
簡単に引手の
七宝焼 について説明させて頂きます。
有線七宝 ( ゆうせんしっぽう )リボン状の薄い金属線で模様をつける技法で、象嵌七宝よりも細かい
図柄 を表現できるが、植線の手間のかかる手法である。日本では、古くは桂離宮松琴亭(1620〜1625に構築)の二の間戸袋の引手(銅製巻貝形を有線にして、不透明の白色や肌色釉を施したもの)に見られる
技法 である。有線七宝としては明治時代の並河靖之の作品の評価が高い。西洋のクロワゾネの技法の和訳と考えても差し支えないが、特に並河の作に見られる植線技術は西洋のクロワゾネと比べても卓越した技で、日本の
骨董品 や
茶道具 によく見られます。