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中路融人の富士を描いた作品を紹介します。

中路融人は 風景画 を得意としております。その中でも特に、晩年全盛期 の富士山の絵が人気です。富士山や湖北の風景の絵は高価買取致します。
奈良時代の昔から富士は日本人から愛され、横山大観片岡球子のように多くの芸術家たちが描きました。中路融人も富士山を愛した画家です。現実にこのような赤い富士山を目にできる機会は滅多にないということですが、何十年も写生を行っている中路融人は、実際に富士山を見たときに感じた富士山の神秘性を再現しました。
写実の作家は、対象物に集中して研究するため、常にスケッチ道具を持ち歩き、いつも目に映るものを スケッチ し、数多くの画集を残している作家もおります。作家のものでは 、やはりこのように努力の末、何年もかかって独自の境地に到達した晩年に描かれた作品の方が味わい深いものが多く、高価に取引されます。しかしながら、この作品は、 紙本 に彩色が施された22.5×27.7cmサイズの作品で、小品になりますので、価格はだいぶ低く取引されます。同じ作家の作品でも、簡単に描かれた書画や小さい作品と、何日、何ヶ月もかけて描かれた大きなサイズの力作とでは、価格は10倍、20倍と違ってくるのは当然のことかと思います。このように同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、買取価格が違ってきますので、一度ご相談頂ければと思います。(No.30~60)