竹影堂栄真の詳しい説明と 買取

竹影堂は寛政年代から200年以上続く、京都の錺職の家柄、錺匠。
錺職とは、鋳造・鍛造・彫金・象嵌・七宝などの、金属加工の一方法で金属を、かんばしく細工する職業で、金属をもって飾るものを作る仕事である。
初代が刀装具の小柄や目貫などの小道具を手がけ、以降、錺金具や各種道具など美術工芸製作を家業とするようになる。
その精緻な技術が高く評価され、4代・竹次郎のとき、有栖川宮より「竹影堂 榮眞」の号を下賜された。
以後、代々が襲名を続けており、当代は7代目にあたる。
7代目竹影堂栄真は、京錺の仕事を今に伝え、後継者の育成に努めるべく学生の指導に当たっている。
鍛金(金属に熱を加えて叩き加工する技法)や彫金などの伝統的な技術を主に用いて、茶道具香道具、仏具から襖の引き手、掛軸の軸先に至るまで、多様なものを制作。
使用される金属の素材も、金、銀、銅、赤銅などさまざま。
博物館の依頼などで、金属を使用した品物の修復・ 復元も手がける。
手仕事ならではのやさしさがある南鐐(純銀)製の作品は、時間とともに馴染み、味わいのあるいぶし色に変わっていく。
刀装具から伝承されていった金工細工の技術は、職人技がたいへん素晴らしいもので、明治や大正時代の職人へと受け継がれていくことになる。
竹影堂栄真が活躍した時期の日本の金工細工師は世界でも非常に評価が高く、現代ではなかなか真似できない彫金細工や象嵌細工が施された金工作品が多くあり、世界中にその愛好家がいる。

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