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小野竹喬の初夏の風景を描いた作品です。

小野竹喬は、美しい日本の四季の移り変わりを大和絵の清らかな色彩で描きました。情緒的で温かみのある 作風 が特徴です。繊細で日本的ながら、どこかモダンな 画風 は、多くの人々を魅了し続けています。この作品も、彼らしい色彩で描かれており、郷愁を誘うような自然の息づかいが伝わる作品ですね。初夏の爽やかな風が感じられるような 名品 です。小野竹喬はこのような 風景画 を得意としました。60歳を過ぎてからは好んで茜空を描くようになり「茜空の画家」と呼ばれています。晩年の茜空の風景画は特別高価買取対象です。また透き通るような青空も人気があり、高価に買取させて頂けます。晩年の青空のある風景画には、百万を超える価格で取引される作品もあります。どの作家にも言えることですが、やはり、晩年 の作品には熟練した深い味わいがあり、高価に取引できる作品が多くなります。一口に作家の作品と言っても、制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきますので、その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。132.4×42.2cmサイズの 絹本 に彩色で描かれた作品です。(No.165)