中村岳陵の桔梗の絵です。
中村岳陵の桔梗を描いた作品です。日本画 のもつ、優美で品の良さが感じられる名品です。楚々とした桔梗の姿が印象深い作品ですね。
中村岳陵は、伝統的な大和絵の 技法 を学び、生涯を通じて、花鳥画 から 風景画、人物画 などたくさんの作品を描きました。やはり時代的には 晩年 の 全盛期 の作品が人気で、高価買取させて頂けます。
しかしながら、27.1×24.1cmサイズと、小品になりますので、価格はだいぶ低く取引されます。同じ作家の作品でも、大きな キャンバス に描かれた力作の方が、断然高価になります。簡単に描かれた書画や小さい作品と、何日、何ヶ月もかけて描かれた大きなサイズの力作とでは、価格は10倍、20倍と違ってくるのは当然のことかと思います。紙本 に、彩色で描かれた作品です。一般的に日本画の場合は、紙本より絹本に描かれた作品の方が高価に買取させて頂けます。売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。（No.30）