小磯良平の女性を描いた作品です。
小磯良平は「女性画の画家」と称されるほど、生涯にわたり卓越した女性像を描き続けました。肖像画や群像も多く手がけています。この作品も、健康的で美しい女性を描いた作品ですね。柔らかく微笑みながらも、凛とした表情で、存在感のある女性を見事に描いています。白いブラウスと、赤いストールが、女性の美しさを際立たせ、清潔感のある優しさと力強さが巧みに表現されています。豊かな表現力が冴える逸品です。このような、 女性像 や、肖像画は高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。小磯良平の、晩年 の全盛期に描かれた 上手 の作品は、一千万を超える価格で取引されています。たいへん人気がある洋画作家です。この作品は、1979年作、76才のときに描かれた作品です。85才で亡くなっておりますので、最晩年の作と言っても良い年代に描かれた作品です。やはり、晩年の作品には、深い味わいがありますね。本来は、亡くなられる一年前、二年前の作品を最晩年の作と言い、最も高価に取引される作品となります。どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。晩年の、自身の 画風 を確立させた 全盛期 の作品には、熟練した洗練された味わいがあります。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。45.5×33.3cmサイズの、キャンバス に描かれた、油絵です。（No.1700～2500）