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奥村土牛が描いた人物画の名品を紹介します。


この作品は、1968年、奥村土牛が79才の頃に描かれた作品です。扇を手にポーズをとる舞妓の凛とした佇まいがたいへん美しい作品ですね。ふくよかで端正な描線で、洗練された美しさが表現されています。量感がある着物の描写には、造形性を追求したセザンヌの影響が見られます。また、島田髷を華やかに飾る や花模様の着物、帯、背景には、金泥が施されており、装飾性にあふれた美しい作品となっています。舞妓の姿に古典的な美しさを見出だし、理想の美として表現した名作です。彼は、現代日本 画壇巨匠 と言われ、セザンヌに傾倒したことでも知られています。大和絵とセザンヌの造形性を融合し、大らかで気品に満ちた 作風 を確立しました。写生を重視する姿勢を生涯貫き、花鳥画人物画風景画 と幅広く、様々な題材を手掛けました。力強く気品のある 画風 で様々な日本の風景や情景を描き、日本の美しさに対する深い情が表れている作品が多く残されています。刷毛で胡粉などを100回とも200回ともいわれる塗り重ねをし、非常に繊細な色加減で描かれているのが特徴です。この作品のように、清らかで温かみ溢れる 晩年上手 の作品は、たいへん人気があり、数千万の値段で取引されます。また、晩年には富士山を多く描きましたが、彼の富士山の作品も、高価買取対象作品です。晩年の作品には細い 落款 が多く見られます。やはり、若書き の作品よりも、晩年 に描かれた作品の方が、熟練した深い味わいが出てきますので、 断然、高価に買取させて頂けます。晩年の円熟期に描かれた、奥村土牛の人物画や富士山の絵は高く評価させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。65.0×54.0cmサイズの 紙本 に 彩色 で描かれた作品です。(No.2000)

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