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竹内栖鳳の素晴らしい風景画をご紹介します。

1934年、70才の頃の作品です。79才で亡くなっておりますので、最晩年の頃の作品と言えます。竹内栖鳳は、京都画壇で指導的役割を果たし、近代日本画の発展に尽くした、日本画重鎮 として広く知られています。対象物への強いこだわりをみせ、巧みな写実方法で、本物さながらに描き出す、卓越した 画風 を展開しました。動物を描けば、その匂いまで描くといわれた達人です。竹内栖鳳は横山大観と並び評され、関西 画壇 の雄として、たいへん人気が高く、その買取価格はトップクラスと言われています。この作品も、日本の里山の風景が、美しい色彩で描き出されており、ノスタルジーを感じさせます。柔らかなタッチで 細密 に描かれた傑作です。このような、美しい色使いで描き出された 風景画 は秀逸で高価買取出来ます。どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。晩年の、自身の 作風 を確立させた 全盛期 の作品には、熟練した深い味わいがあります。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは買取価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。62.5×71.6cmサイズの 絹本 に彩色で描かれた作品です。(No.1300~1800)