買取実績 buy

川端龍子の綺麗な作品を紹介します。

大正から昭和初期にかけて活躍した川端龍子は、近代日本画の異端者と評され、当時の 画壇 では異質な存在でした。もともと洋画作家を目指していたこともあり、洋画 の影響を受けているのでしょう。鮮やかな色使いや構図、奇抜で豪放、大きな画面の作品が、彼の特徴で、オリジナルな 画風 の名作を次々と発表しました。
この作品には、どっしりとした 花入 れに活けられた、色鮮やかな緑色の葉、真っ白な花が生き生きと描かれております。質感も豊かで見事な作品ですね。このような、川端龍子のオリジナリティあふれる作品は、高価に買取させて頂きます。中年から晩年にかけてのダイナミックな作品は人気が高く、百万を超える値段で取引される作品もある人気の作家です。
どの作家にも言えることですが、やはり、晩年 の作品には熟練した深い味わいがあり、高価に買取できる作品が多くなります。一口に作家の作品と言っても、制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきますので、その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。売却依頼のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。46.3×57.6cmサイズの 絹本 に彩色が施された作品です。(No.84)