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平松礼二の「路」シリーズの名品です。

紙本 に彩色で描かれた、46.0×60.5cmサイズの作品です。「路」シリーズは平松礼二が30代後半からのライフワークとした作品です。1977年には、この「路」シリーズで、創画 展創画会賞、春季展賞などを 受賞 しています。この作品も、夕暮れどきの情景を描いた、どこか 幻想的 な雰囲気を持つ名品です。月の光を受けて輝くように見える花々がとてもきれいで、見るものを落ち着いた気持ちにさせてくれますね。平松礼二は、50代でモネと出会いから、それまでの東洋志向を一時中断させ、ヨーロッパで流行したジャポニズムを意識した 画風 となりました。彼の作品の場合、やはり、晩年の見るものを圧倒するような 晩年全盛期 の作品が人気で、高価買取させて頂けます。琳派を思わせる大胆な構成と、繊細 な筆遣いで描かれたような晩年の作品ですと、もう少し高い値段で取引されます。華やかさとデザイン性、岩絵具や箔、墨など日本画 の画材を活かした艶やかな色彩の作品は高価買取対象です。作家の描かれた作品には、いろいろありますが、多くの作家は、30代、40代ではまだ自分独自の 作風 には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若書き の作品と、自分の 画風 を築いた 晩年 の作品とでは、価格は10倍、20倍と違ってきます。やはり、晩年全盛期 に描かれた作品の方が、断然、高価にお譲りさせて頂けます。ご相談頂ければと思います。(No.42)