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五代 楽宗入の光沢の美しい重厚感のある黒茶碗です。

高さ8.5×幅11.1cmの五代 宗入の漆芸品のような艶やかな黒茶碗を紹介します。この作品には楽の印はありませんが、十五代楽吉左衛門の 極箱裏千家家元八代啐啄斎・十五代鵬雲斎の 書付 が付いております。古い代の作品や写しの作品には楽印の無いものもあります。
樂家は桃山時代から続く 楽焼茶碗 を作る茶碗師で、千家十職 の一人です。初代 長次郎が千利休の指導を受けて茶碗を作ったのが始まりで、代々精巧な 茶道具名品 を数多く残しています。特に七代長入は細工物の技術に非常に優れており、高く評価させて頂けます。楽茶碗の場合、買取価格が一番高いのは黒茶碗で、二番目に高いのは赤茶碗です。絵や文字が描かれた御茶碗は、お 茶会 で使用できる季節が限定されるので安くなります。また楽焼は、轆轤 を使わず手捏や型造で形を作り素焼きする軟陶質の焼物なので扱いが難しく、非常に割れやすいので、よくひびが入っております。傷や直しがありますと、買取価格は 完品 の半額以下になってしまいますので、取り扱いには十分ご注意ください。(No.125)