中川一政が得意とする薔薇の作品です。
中川一政は、力強く奔放な色彩で、このような薔薇や向日葵などを好んで描きました。特に薔薇は、彼が特に好んだ代表的なモチーフです。彼のこのような 上手 の花の絵は、百万を超える価格で取引される作品もあります。この作品も、薔薇を見事に描いた作品です。いろとりどりの薔薇がたいへん華やかですね。落ち着いた背景の青が、薔薇の美しい色を際立たせています。独特の力強い筆使いで描かれており、生命力溢れる味わいがあります。彼の画力が窺える傑作と言えるでしょう。このような、薔薇の絵は、特別高価買取対象作品です。簡潔明快で、清らかな 作風 はたいへん人気があります。彼の、晩年に描かれた、このような薔薇の絵は高く評価させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。中川一政は、ただひたすらに 独学 で絵を描き続けた異色の洋画作家です。どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 画風 を確立させて行くのですね。やはり 若書き の作品よりも、晩年 に描かれた作品の方が、熟練した深い味わいが出てきますので、断然、高価に買取させて頂けます。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。61.0×45.5cmサイズ、ボードキャンバスに描かれた油絵です。（No.370）