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品番:C-2246

価格:売却済

掛軸 水墨画 ✖✖

中國美術の掛軸で、人物の水墨画の作品です。中国美術の作品は 贋物 も多くあり、その代わり買取価格も高価な 逸品 が多くあります。この作品は 保存状態 も良く、水墨画 の昔の 職人技 がみられ、むかしから 伝承 された 技法 を使われています。時代的には、日本の時代に直すと、江戸時代から明治時代頃の作品です。表具も昔の表具裂が施され、丁寧に作られて、大切に使われてきた逸品です。

 

水墨画は、元々は中国から禅宗と共に伝来し、漢画を模して描かれていました。のちに室町時代の雪舟の出現により、発展を遂げ、日本独自の水墨画が確立されました。

水墨画の魅力は、対象物を決して写実的・説明的に細密に描かないことで、心で感じた精神的な美や自然の生命力が強調して描かれます。また、余白が効果的に用いられ、見る者の想像力をかき立てます。さらに、墨の一色で描かれてはいますが、墨の濃淡、にじみ、ぼかし、グラデーションなどで、動きがあるように見えたり、墨一色のはずが色がついているように見えたり、その場の空気感じが伝わるものなどさまざまな魅力が表されています。

 

 

 

 

買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

掛軸の骨董品出張買取依頼を頂き、数本の掛け軸をお譲り頂きました。

写真5枚あります。くわしくはこちら この 掛軸 は本紙は 絹本 で、山水画 が描かれております。古い時代 にはこのような山水画が好まれ、多くの 名品 が残されており買取しました。この作者はそんなに 著名 な作者ではありませんが一般的に昔の人々には好まれる 図柄 で、愛好家 の方には人気のある作品で買取させて頂きました。この掛け軸は 日本画 で絹本に描かれておりますが、一般的に水墨画は紙本に、また着色された山水画は絹本に描かれているのが普通です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い骨董品です。 この絵は日本画の山水画ですが、水墨画について少し話します。 中国で唐代後半に山水画の 技法 として成立したのが水墨画です。特に水墨画で描かれる山水画のことを水墨山水画と呼びます。墨のみで描かれる南宋画(水墨画)と、着色された山水画の北宋画があり、鎌倉時代に日本に伝わったのは北宋画です。宋元の水墨山水画が輸入されたことがきっかけで、独自の墨の特徴を生かした水墨画の文化が発達しました。