茶道具出張買取依頼を頂き、素晴らしい銀瓶をお譲り頂きました。
写真が36枚あります。くわしくはこちら
この作品は昭和初期頃の銀瓶で、純銀です。日本の 銀瓶 に見られるように、手打ちで 打ち出し の霰模様が丁寧に施された 逸品 で買取させて頂きました。この銀瓶は、そのような作品の中でも特に丁寧な霰模様で、指で触ると痛く感じる程です。摘みは翡翠で出来ており、ひびや傷等無く、保存状態 の良い翡翠で買取ました。持ち手に巻かれた竹は、ご覧のように 日本独自 の 技法 で非常に丁寧に編み込まれております。合わせ箱ですが、全体的には非常に保存状態の良い品物で、傷んでいる所はありません。写真32 のように銀瓶の底部に 銘 が入っておりますが、作者についてはよく分かりません。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
銀瓶について説明します。
煎茶文化はもともと大陸から入ってきた中国の文化で、当然使う煎茶道具も同じような道具が使われ、アジアの人々にも日本の 煎茶道具 を好まれる方も多くおられます。特に金属で出来た銀瓶や煎茶道具が、アジアの人々には好まれ 茶壺、茶托、銀瓶、鉄瓶 など今まで人気のなかった作品が人気が出てきております。特に翡翠の摘みも付いておりこの品物は人気の品物です。