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杉山寧の静物を描いた作品を紹介します。


1966年作、57才の頃に描かれた48.3×32.0cmサイズの作品です。紙本 にパ ステル で描かれています。日本画の印象を大きく変えた杉山寧は、現在でも日本画界の 巨匠 として、注目度も高い作家です。今まで 日本画 では、あまり描かれることがなかった 抽象画 や裸婦などの作品も手がけました。試行錯誤を繰り返し、自身が納得するまで集中して取り組み、常に斬新な 作風 を展開させたことで知られています。岩絵具を用いた重厚な肌合いの、細密 に描写した 花鳥画風景画  、静物画 などはたいへん人気があります。この作品も、従来の 日本画 の域を超えた世界観があり、味わい深い 名品 ですね。杉山寧の彼独自のスタイルで描かれた、晩年の 上手 の作品は高価にお譲りさせて頂きます。どの作家にも言えることですが、やはり、晩年 の作品には熟練した深い味わいがあり、高価に買取できる作品が多くなります。一口に作家の作品と言っても、制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきますので、その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。売却依頼のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.200)

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