買取実績 buy

松尾敏男の幻想的な作風で、所蔵作品です。松尾敏男の出品作品や逸品は買取価格が五十万円を超える作品も多くありますので、売却をお考えのお客様は、是非お問い合わせ下さい。

松尾敏男が平成2年に描いた「夜想譜」で、院展や展覧会に出品された名品です。大きさ約227×181cmの紙本に描かれています。この作品は、松尾敏男がスイスのアイガー北壁を目指した旅の途中に、フランスのアルザス地方のコルマールで偶然発見した回転木馬をモティーフにして描きました。回転木馬のゆったりと回る姿に、想い出の映画と、回転木馬を夢見ていた幼い頃の自分の姿とを重ねたそうです。松尾敏男は墨のたらし込みの技法を駆使し、幽玄な表現を背景として、丹念な胡粉の盛り上げによって回転木馬を描き、ヨーロッパの街の佇まいと空想とが交叉する幻想的な世界を日本画の技法をもって描き上げています。

このような作家の作品は、短時間で簡単制作された作品と、時間をかけた力作、またデザインや種類、得意とする作風により買取価格は変わってきます。一般的には、作家本人の特徴が出ていない 若年 期の作品(前作)より、独自の 作風 が確立した 晩年 の作品が人気で、高価買取対象です。しかしながら、その時の時代や流行、新しい作家に人気が移ることもあり、価格は大きく変動します。

古美術やかたでは相場価格に関係無く、松尾敏男の作品の入荷をお待ちのお客様も多くおられます。

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