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棟方志功が得意とする美人画を紹介します。

この作品は、過去に販売され、三枚一組で二千万円を超える価格でした。棟方志功の美人大首絵を紹介します。34.8×40.3cmサイズの、紙に描かれた 肉筆 画です。柔らかく鮮やかな色彩で、優しい表情の女性を描いています。添えられている「花深処無行跡」という言葉は彼が好んで用いた言葉の一つで、「はなふかきところぎょうせきなし」と読みます。「自分が、どんなに偉い人であろうと、金持ちであろうと、この大自然の中では、私たちは皆とても小さく、私たちの足跡などすぐに消されてしまうもの」という意味で使われています。彼の世界観を見事に表現した、たいへん美しい作品ですね。彼のこのような、色彩豊かに描かれた、ふっくらとした美人画が最も、高価に買取させて頂ける作品になります。このような 晩年上手美人画 になりますと、一千万を超える価格で取引される作品もあります。売却依頼の際には、是非ご相談ください。棟方志功の作品は、肉筆画や板画作品を問わず 偽物 が多く出回っていおり、その作品の鑑定には専門の知識が必要と言われています。品物の値段を決めることが「鑑定」ではなく、品物の真贋を問うことを鑑定といいます。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。制作年代や題材、出来栄えにより、買取価格は一桁違う場合もあります。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.2100)

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