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中川一政の晩秋の静物画です。

 

中川一政は、美術学校に通うこともなく、誰かに 師事 することもなく、組織に属することもなく、ただひたすらに 独学 で絵を描き続けた異色の洋画作家です。油絵だけではなく、岩彩や、挿絵、書、陶芸、随筆家など、多才な才能の持ち主でした。この作品も、紙に岩彩で描かれた作品です。サザンカと、柿など晩秋の風物を描いた 静物画 です。力強い筆使いと生命感溢れる独特の 画風 で、さすがと思わせる 名品 です。深い味わいがある作品ですが、やはり、中川一政の場合は、薔薇や向日葵などを、華やかな色彩で描いた作品の方が人気があります。華やかな花の絵ですと、2倍~3倍ほど高い値段で買取させて頂けるでしょう。作家の作品と一口に言ってもいろいろあるものです。制作年代や題材、出来栄えにより、買取価格は違いますので、お気軽にご相談ください。

さて、彼は独学の人で、岸田劉生に認められて才能を開花させていきました。芸術家は、何年もの間たいへんな努力を繰り返し、また周りの人に助けてもらいながら、独自の 作風 を築いていきます。昔からよく言われる事ですが、芸術家が育つためには、スポンサー、いわゆる援助する人が必要とも言われます。古い時代 のこうしたスポンサー達は、芸術家の生活費を援助し、ときには遊興費なども十分に与え、芸術家を囲い、本人の好きなだけ絵や作品を作らせてきました。だからこそ、芸術家たちはお金に糸目を付けない素晴らしい作品が生み出すことができたのでしょう。現代ではなかなかこのような豪快なスポンサーとなられるような方もおらず、芸術家も苦労されているようで、自国にとどまらず、世界にむけてどんどん自分をアピールするような時代になっています。41.0×62.5cmサイズの作品です。(No.120-)

 

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