販売商品 product

品番:X-1357

価格:売却済

竹影堂栄真 銀瓶 識箱

取手を含む高さ約 17.9cm 摘みまでの高さ約 12.4cm
注ぎ口を含む横幅約 13.9cm 縦幅約 11.3cm 重さ約 300g

 

金工師 河村徳成造

竹影堂栄真識箱

 

この金工作品は煎茶道具の銀瓶で、材質は純銀製品です。
大正時代前後頃のもので、作品の底に銘 が入っております。
本体部分には、細密 なタッチで、四君子の 彫刻 が施されており、昔の職人の彫る技法が冴える 名品 です。

 

この作品も片切彫で 図柄 が丁寧に施されており、趣きのある逸品です。

取っ手の持ち手は非常に丁寧に編みこまれています。

秋の草花や菊が絵替りで彫刻されており、日本独自 の四季の図柄で、昔の 職人技 の凄さを感じる 逸品 です。

採光の加減で影ができたり、白く光っておりますが、状態の良い品物です。
共箱 に入っております。

純銀の丁寧で 細密 な彫金細工は、現在ではなかなか真似できない昔の 職人技 です。

 

竹影堂榮真

寛政年代から200年以上続く、京都の錺(かざり)職の家柄、錺匠。

初代が 刀装具 の小柄などの小道具を手がけ、以降、錺金具や各種道具など 美術工芸品 製作を家業とするようになる。その精緻な技術が高く評価され、4代竹次郎のとき、有栖川宮より「竹影堂 榮眞」の を下賜され、以後代々が 襲名 を続けており、当代は7代目にあたる。鍛金彫金細工 などの 伝統 的な 技法 を主に用いて、金、銀、銅、赤銅 などで 茶道具香道具、仏具から襖の引き手、掛軸 の軸先に至るまで多様なものを制作する。

初代 金吾 天保15年(1844年)68歳没。
西屋敷に奉仕し、錺に趣味をもち、好んで目貫刃剣の小道具を自作した。

二代 伊兵衛 文久元年(1861年)56歳没。

三代 伊兵衛 明治12年(1879年)36歳没。

四代 竹次郎 大正4年(1915年)66歳没。
「竹影堂榮真」の号を賜りもって、京都金工界に大いなる業績をのこした。

五代 賢次 昭和45年(1970年)75歳没。

六代 精一郎 平成19年(1915年)84歳没。

七代 佳永
昭和33年(1958年)三世 竹影堂榮真の三男として生まれ、平成21年(2009年)4世竹影堂榮眞を襲名する。
昭和49年(1974年)同志社大学文学部卒業。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

刀装具の鍔の骨董品持ち込み買取を頂き、数点お譲り頂きました。

写真16枚あります。くわしくはこちら 時代は江戸時代の鍔で材質は鉄です。時代を経てきた 鉄味 が素晴らしく、古い時代 の、味わいのある 職人技 の風格が見られる作品で買取ました。刀の茎(柄の中に入っている刀の一部)の部分のような面白い透かし彫りが丁寧に施されており、茎(なかご)は刀剣を鑑定する上では非常に重要な部位で、昔ならではの粋なデザインの鍔で買取しました。鉄は硬くて細工が難しいのですが、透かし彫りが斬新で、ご覧のように見事な 逸品 です。このような 刀装具 の 愛好家 のお客様には、この 骨董品 のように鉄味の良い品物は人気があります。採光の加減で白く光っておりますが、歪んだり、曲がったりしておらず、保存状態 の良い鍔です。 刀装具の流派について説明します。 刀装具の歴史は古く、鎌倉時代、室町時代よりありますが、それぞれの時代に 金工品 の制作技術にも派閥が存在しておりました。室町時代頃に生まれた一派には、正阿弥派がありますが、この一派は、有力な一派で長く続き正阿弥派の 技法 をもとにして各地で新たな技法が起こりました。後藤派も有名な流派で、室町時代から江戸時代まで続いた歴史の長い流派で、豊臣秀吉、徳川家康にも仕えたとされています。その他には江戸時代初期から続いた平田派や、塗師から 刀装具 を作り始めた奈良派は人物・花鳥・動物の 図柄 を得意としています。