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価格:売却済

篠原如雪 棗 販売

直径約 7.5cm 高さ約 8cm

漆芸作家、篠原如雪の作品です。
昭和初期頃の棗で、材質は木製です。
大胆で迫力のある 高蒔絵 で魅力的な百合の花が描かれております。
日本に 伝承 された蒔絵技法が昔の 職人技 により、当時では斬新な高蒔絵で描かれております。
高蒔絵の 技法 がふんだんに使われ、非常に 緻密 で 精巧 な蒔絵が立体的に表現されております。
共箱で、共布が付いております。
採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、未使用品です。
このような綺麗な蒔絵の は高価買取いたします。

篠原如雪
1919年福岡県に生まれ漆工芸が盛んな香川県の高松市で育った影響もあり、いつしか木彫漆芸家を志します。
木彫漆作家で有名な鎌田 稼堂に入門し、木彫彩漆の技法をはじめます。1957年、日本伝統工芸展の漆芸部に出品、初入選を果たすと1963年には日本伝統工芸展の木竹部においても入選を果たします。
1977年からは古美術研究のために東南アジア、ヨーロッパの各国を巡ります。
1983年にフランス美術展へ出品しモンタネ賞を 受賞 し世界からも注目を集めます。
1986年には国内的・国際的にも多大な功績があると認められた方に贈られる国際芸術文化賞を受賞しました。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

指物師十四代 駒沢利斎の香合で裏千家十五代 家元 鵬雲斎宗匠の書付がある茶道具を宅配買取で、お譲り頂きました。

写真32枚あります。くわしくはこちら 千家十職の一人、十四代 駒沢利斎(明治41年~昭和52年、十三代の妻)の蛤貝 香合 で買取ました。駒沢利斎は優雅で 精緻 な継ぎ手や嵌め込み技法が特徴で、板物・挽物・曲物など多くの 茶道具 を残しており、日本の伝統工芸の指物師で、その 技法 を茶道具に生かし、茶道文化とともに継承されました。ホゾや継ぎ手によって交互に材を組む 日本独自 の指物師で、千家十職 の一人です。材質は蛤貝で、金箔が丁寧に施され、非常に綺麗に 高蒔絵 のように胡粉を盛り上げて菊の花が描かれ、現在ではなかなか見られない昔の 職人技 が素晴らしい逸品で買取しました。拡大写真なので胡粉の白い部分が汚れているように見えますが、綺麗な状態です。千家十職の一人、駒沢利斎の 伝承 された巧みな 職人技 の技法で、上品で優雅な味わいを醸し出している 逸品 です。綺麗な共箱で、裏千家十五代 家元 鵬雲斎宗匠の 書付 が付いております。本物の蛤貝なので隙間なく合い、割れや欠け、ひずみ等無く 非常に 保存状態 の良い品物です。 この作品は高蒔絵ですが、反対の研ぎ出し 蒔絵 について説明します。 研ぎ出し蒔絵は漆と蒔絵の面が均一になっているために、表面を強く傷つけたり、意識的に削らない限り金粉が取れません。平安時代に大きく発展し完成した技法で、漆を上塗りして塗りを完成させる前の段階の器に対して、平蒔絵の要領で蒔絵を施します。蒔絵が乾いた後に最終の上塗りをします。塗込みと呼ばれる工程で、絵や文様を含んだ器面全体に黒呂色漆を塗り重ねることが、平蒔絵との最も大きな相違です。研ぎ出し蒔絵は平蒔絵のような直接の光り方をせず、落ち着いた光を放つので、最後の研ぎの工程により、金粉をどれだけ美しく出せるかが技術の差です。