買取実績 buy

横浜のお客様よりLINEで素晴らしい蒔絵の硯箱の売却依頼を頂き、宅配で保険を掛けてお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が44枚あります。くわしくはこちら
硯箱 横幅約 17cm 縦幅約 19.9cm 高さ約 3.2cm
筆二本共 長さ約 17.1cm 太さ最大約 0.5cm 中の筆先 長さ約 2cm
水滴 横幅約 4.2cm 縦幅約 2.5cm 高さ約 1cm
硯 横幅約 6.5cm 縦幅約 9.9cm 高さ約 1.2cm

先に品物を紹介させて頂きます。材質は 木製です。時代は明治時代頃の作品です。非常に素晴らしい蒔絵が描かれており、昔の 職人技 が冴える貴重な作品で、これだけの 逸品 はなかなか見られません。蓋裏や本体の内側にも 日本古来 の蒔絵の技術や 構図 で千鳥が描かれており、上品な逸品です。水滴は純銀製で 刻印 もあり、丁寧で美しい彫金細工や象嵌細工が施されております。ご覧のように、梨地 蒔絵の筆も二本付いております。小ぶりで丁寧にまとまっており、使いやすい 硯箱 で高価買取させて頂きました。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように未使用品のように 保存状態 の良い品物です。合わせ箱が付いております。昔の職人技が素晴らしい蒔絵の 茶道具骨董品 は、高価買取させて頂きます。

綺麗な蒔絵の 硯箱 なので蒔絵について少し説明させて頂きます。蒔絵は、漆器 の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉をまき、定着させる 技法、もしくはその技法を用いて作られた漆器で、日本独自の漆工芸で、奈良時代から始まっています。金銀の薄板を定着させる平文蒔絵や、漆器表面に溝を彫って金銀箔を埋め込む沈金蒔絵、また夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする 螺鈿 細工などがあり、特に日本で発展し使われてきた日本の漆器における代表的な技法です。絵を描くように金属の粉を蒔いていく作業から「蒔絵」という技法名が付けられたようです。このような蒔絵の手入れは綺麗な布で軽く拭く程度で良いと思われます。蒔絵は熱には弱く、変色や剝がれる事があるので気を付けて下さい。

このお客様のご事情は、この蒔絵の硯箱は江戸時代に作られた逸品で、貴重な日本の骨董品です。この 伝承 された技術は、現在にも生かされておりますが、現在の作家ではこれだけの昔の 職人技 が素晴らしい逸品を作る事は難しい技術です。現在では新しい作家が沢山生まれ活躍されておりますが、簡単に独立して作家になれるので、やはり昔の修行をつんだ職人技には届かない技術や技法があるようです。このお客様のように昔の 愛好家 の持っておられた、昔の骨董品や 茶道具 は貴重な逸品が多くあります。今回は横浜のお客様ですが、当店のホームページをご覧になり、沢山の蒔絵の品物を販売しているので同じような蒔絵の硯箱を売却頂いたようです。

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