買取実績 buy

綺麗な漆器の品物を数点骨董品売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。

写真が36枚あります。くわしくはこちら
盃   直径約 9.1cm 高さ約 3.2cm
盃台 横幅約 12cm 縦幅約 12cm 高さ約 8.4cm

先に品物を紹介させて頂きます。材質は木製です。この作品は、江戸時代から明治時代頃の素晴らしい 職人技 が見られる蒔絵の盃台です。漆芸作品で、江戸時代末期頃に作られた盃と盃台一対で、 こそありませんが、当時ならではの漆芸家の逸品で、現在では見られない丁寧な蒔絵が施されており、日本の 蒔絵の素晴らしさを表現している 逸品 です。骨董品茶道具漆器 で作られた作品は、保存が難しいですが、大切に保存されてきた逸品で、このような綺麗な 保存状態 で残っている貴重な品物です。採光の加減で白く光っておりますが、傷や 蒔絵 の剥脱等無く、綺麗な逸品で買取させて頂きました。

螺鈿の技法について説明させて頂きます。螺鈿は、主に漆器や 帯留め などの 伝統 工芸に用いられる装飾 技法 のひとつで、貝殻の内側、虹色光沢を持った部分を切り出した板状の素材を、漆地や 木地彫刻 された表面に嵌め込む技法で、螺は貝、鈿は散りばめることを意味して、そのような方法で工芸品が作られました。使用される貝は、夜光貝や白蝶貝、また黒蝶貝や青貝、そしてアワビ、アコヤガイなどが使われます。奈良時代に唐から輸入され、平安時代には、漆芸の装飾技法として蒔絵との併用が流行しました。鎌倉時代になると鞍の装飾として好まれ、室町時代になると中国の 螺鈿 細工の素晴らしい技術も導入されました。安土桃山時代にはヨーロッパとの 貿易 によって急成長して、ヨーロッパでは一つのステータス・シンボルとなり、非常に人気があり、このような品物は高価買取させて頂きます。