大阪藤井寺市のお客様より中川浄益の素晴らしい純銀製品の見積もり依頼を頂きました。この品物は中川浄益の作品のなかでも特に 上手 の吊り香炉で紹介しております。保存状態 も良く紹介します。
紹介品
11代 中川浄益 純銀嵌金蓮花 透雕日月雲鶴吊香炉 幅約 23cm 重さ約 3600g
中川浄益は、独自の金属工芸 技法 を五百年余にわたって、代々伝えられた日本を代表する 金工作家 で、この作品は以前に見積もり依頼を頂いており、高価な品物なので紹介しました。中川浄益の作品は、数々の海外の万国博覧会に出品し、海外では絶大なる人気で、高価買取させて頂きます。この品物は中川浄益の作品のなかでも特に 上手 の作品で紹介しております。保存状態 も良く、10年程前で買取価格は一千万円以上しております。このような作品は古美術やかたでは、茶道家や外国のお客様にご来店頂いており、入荷待ちのお客様もおられます。
日本の 金工作品 について、
象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味があり、元地に異質の素材を嵌め込むと言う意味で象嵌細工と言われています。一つの素材に異質の素材を嵌め込むと言う意味で金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌等があり、その中の金工象嵌は、飛鳥時代に日本に伝わったと言われています。そんな技術を改良し、伝承 してきた日本の江戸時代には優れた金工職人が多数生まれ、日本刀の拵えや 甲冑、鏡や 根付、文箱、重箱、香炉 など 諸道具 の製作技術に応用し、日本独自 の技法として現在に伝わっています。