茶道具宅配買取を頂き、藤田喬平のガラスの煎茶道具や抹茶道具をお譲り頂きました。
写真17枚あります。くわしくはこちら
ガラス工芸作家として、初めて 文化勲章 を受章した藤田喬平(1921-2004)の作品です。紫と白のコントラストが美しく、ヴェニス手吹硝子の中に丁寧な模様や金箔があしらわれ、藤田喬平ならではの 繊細 で優美な品物で買取しました。この作品はヴェネチアの 伝統 技法 を用いたレースガラスで、彼が得意とし、高い評価を受けたヴェニスシリーズで買取させて頂きました。採光の加減で白く光っておりますが、未使用品で状態の良い 茶道具 です。非常に綺麗な仕覆で、「段織角の倉」の栞が入っております。未使用品で綺麗な共箱が付いております。
藤田喬平 1921年(大正10)~2004年 (平成16)83歳没。藤田喬平は、東京生まれのガラス工芸家で、「世界の藤田」として活躍しました。東京美術学校 で彫金細工を学び、第1回日展に、金属による立体的な造形作品「波」を出品し初入選。しかし、正倉院の 展覧会 でササン朝ペルシアのガラスに魅了され、本格的にガラスの世界に入る。岩田工芸硝子(株)を経て、ガラス工芸家に転身した。初期には、透明なガラス作品を多く作り、昭和30年代後半には流動するガラスが冷えて固まる一瞬を作品に留めた「流動ガラス」シリーズを発表する。琳派の作品に触発され、伝統 の美を現代に蘇らせようと試行錯誤し、独自の芸術世界を確立。