甲冑の骨董品宅配買取依頼があり、お譲り頂きました。
写真3枚あります。くわしくはこちら
この作品は昭和時代に作られた 甲冑 で、当世具足と言われる鎧の一様式で、鎧櫃に入っており買取ました。兜は鉄製で 鉄味 も良く、細部まで非常に丁寧に作られており買取しました。最近ではこのような昔の 職人技 が素晴らしい 逸品 はなかなか無く、貴重な 逸品 です。漆塗が施された三つ巴の前立の装飾も美しく、昔の 職人技 を真似た兜です。胴丸には 彫金細工 や 象嵌細工 は無くシンプルな甲冑ですが、小具足などの付属品も付いております。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のような 逸品 です。
鎧兜の説明
甲冑はその時代と歴史によって、大きく変化していきます。平安時代から続いた徒歩での戦いから、馬と弓を使った騎馬戦に戦いは変化して行き甲冑も姿を変えて大鎧が登場します。その頃の兜は星兜が主流だったと言われています鎌倉時代になると、武将たちの晴れ着になり、また発達していた染色技術を甲冑造に取り込みました。鎌倉時代末期になると彫金技術が発達して豪華な金物を配した美術工芸的な甲冑が造られるようになります。甲冑に使われた金物を削って文様を作り、それらに金メッキを施しきらびやかな甲冑が出来ました。動きやすい胴丸が出来、その後戦国時代に登場する当世具足はこの胴丸から進化したものと言われています。その後、彫金細工や象嵌細工の発達で江戸時代の変わり兜や豪華な甲冑が生まれました。