買取実績 buy

良寛が描いた書の名品を紹介します。

良寛は、若くして出家し、生涯自分の寺を持たずに、托鉢僧として修行に努めました。僧侶としても歌人としても多くの人から慕われ、その名前は今なお多くの人に知られています。深い思想と高度な学識に裏付けされた 名品 の数々を残しています。その作品は、書の分野のみならず、日本美術の世界でも高く評価されています。
この作品は、屏風 の一曲であったものを軸装した作品です。信濃川の情景を詠ったもので、多くの書や 日本古来 の名作などから学び、自身の 画風 を確立させ草書で書いたものです。この句は良寛が特に好んだものらしく、現存作品も比較的多くあります。筆線も伸びやかで切れ味も鋭く、点の配置と濃淡が画面にリズムをもたらしています。純真な人間味と禅僧としての厳しい生き方が伝わってくる、エネルギーにあふれた書です。見事な味わいがありますね。このような、彼の 上手 の書は高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。
仏の心を子供たちや周りの人たちに教えるような優しくも厳しい眼差しの作品を多く作りました。生涯100を超える和歌や俳句など多くの作品を作りましたが、無欲の人でしたので、自らをアピールすることなく禅僧として清貧に生き、多くの名作はのちに彼の 弟子 によって世に広まっていきました。優れた名品が多いが故に、贋物 も多く注意が必要です。その見極めには確かな審美眼が必要とされます。真贋を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。業界内で 真贋 を問う場合、簡単な言葉ですが、「ゴリっとしている」とか「すっきりしている」とか簡単な言葉でしか表現できないものです。しかしながら、そのたった一言に数十年の重みがあるのです。当店では、高僧の書画茶席の書画にも使える 一行書 、季節の 掛軸水墨画などいろいろなジャンルの作品を扱っています。祇園の骨董街で長年培われてきた実績があります。制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と買取価格が違ってきますので、売却依頼の際にはお気軽にご相談ください。 129.5×51.6cmサイズ、紙本 に描かれています。(No.400)