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高村光雲の不動明王像です。


高村光雲の、高さ33.4cm×幅22.8cmの 木彫り の不動明王像を紹介します。明治政府が推し進めた廃仏毀釈の時代の中で、仏師の仕事が壊滅的な危機に陥りました。そのような時節の中で、彼は、高村東雲から学んだ 伝統 技術 に、西洋的な 写実 性を加味した卓越した表現力で、木工 技術の 継承 に尽力しました。芸術大学 の 教授 も務め、彼が育成した 弟子 には、山崎朝雲、米原雲海、平櫛田中など、近代 彫刻 界を代表するそうそうたる彫刻家たち名を連ねております。代表作「老猿」は、シカゴの万国博覧会で優等賞を 受賞 し、重要文化財 に指定されています。この作品は、不動明王像で、生涯を通じて神仏像を最も多く製作しました。1928年、彼が76才のときに作られた作品です。細部にまで、丁寧に細密に彫刻が施されており、さすが、円熟期の卓越した 職人技 と深い味わいがある作品です。このような、彼の 晩年全盛期 に作られた観音像や如来像などの仏像や、動物を モチーフ にした彫刻作品は高価買取対象です。中でも特に、高村光雲の作品では、「光雲といえば観音像」と言われるほどで、聖観世音菩薩像が最も高価に買取させて頂ける作品になります。細部まで 細密 に彫られた、柔らかな印象に仕上げられた聖観世音菩薩像になりますと、一千万を超える価格で取引される作品もあります。同じ作家の作品でも、仕上がり状態、制作年代、出来栄えなどにより、価格は変わってきす。その査定には審美眼が必要となります。品物の真贋を問うことを「鑑定」といいます。品物の値段を決めることではありません。真贋 を問う力は、身に付けるのに数十年かかってもなお奥が深く難しい、というのが現実です。我々古美術骨董店業界では、鑑定士という資格は無く、数十年かかり長年の経験と信用を得てはじめて査定や鑑定ができるようになります。売却のご相談は、信頼と実績のある祇園の骨董店、古美術やかたにご依頼ください。(No.370)

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