骨董品買取で、奈良県の紅葉の名所、龍田川のお客様より蒔絵の櫛と笄をお譲り頂きました。
買取例の説明
写真が35枚あります。くわしくはこちら
櫛 横幅約 8cm 縦幅約 3.5cm 厚み約 0.4cm
笄 長さ約 14.2cm 横幅約 1.1cm 縦幅約 0.7cm
先代が大切にしまわれていた諸道具ですが、お亡くなりになり、出張させて頂きました。同じ関西でも当店からは交通の便も良く、1時間足らずです。ここのお宅は紅葉の名所で有名な龍田川で昔、商いをされて代々続いたお宅で、昔の龍田越奈良街道沿いの現在の国道25号線の近くらしいです。近くには明治維新後、神仏分離によって法隆寺から分離された、奈良県では有名な龍田神社がある地区で出張させて頂きました。先代の方が櫛、簪の コレクター で、名品や 珍品 を沢山残されており、一点一点説明させて頂きました。そんな中で面白い諸道具や小さな作品を売却頂きました。この品物は素晴らしい作品で、江戸前期の古い時代の作品で素晴らしい 逸品 なので先に紹介させて頂きます。時代は、明治時代から大正時代の作品で、材質は べっ甲 です。ご覧のように非常に綺麗な蒔絵が 細密 に施されており、昔の 職人技 の逸品です。蒔絵の作品はよく見かけますが、これだけ綺麗な蒔絵は滅多にありません。作家の 銘 がありますが、作者についてはよく分かりません。古い品物ですが、割れたり、欠けたり、している所は無く、蒔絵の保存状態も非常に良い品物です。
これらの作品では、古い時代の蒔絵が素晴らしい作品が人気で、螺鈿細工や珊瑚が散りばめた作品は一般的に特に人気が有ります。べっ甲の材料に蒔絵が丁寧に施された、明治時代や江戸時代の作品は高価に取引されています。細密な蒔絵に緻密な彫刻が施されて、また歯の部分が小さい大振りの櫛は人気があります。特に、綺麗な蒔絵に、赤珊瑚や翡翠がちりばめた作品には特別人気があります。
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