買取実績 buy

骨董品売却依頼で、文房具の腕枕をお譲り頂きました。

売却例の説明
地方のお客様が古いお屋敷を建て替えられるので、昔から有る 古道具骨董品 の整理を頼まれた知人の方から買取依頼のお電話を頂きました。この知人の方は、以前に、ご自宅の整理の際に当店に依頼され、気に入って頂いていたのでお電話を頂いたようです。この様に一度取引があるお客様から紹介頂く事もよくあります。この椀枕は竹製で日本の作品だと思われます。時代は明治時代前後の作品です。椀枕は文房具のなかの一つで、筆筒 等と一緒に使われる 諸道具 です。 中国美術 で人気があり、竹根が使われた天然の素材は高価買取させて頂けます。この 逸品 は、古書画 が彫られており、彫る技法が素晴らしい美術品です。

使用目的では全く違いますが、椀腕を真似て作られたのが 茶合 で、今回茶合の説明を少しさせて頂きます。「茶合(さごう)」「茶則(ちゃそく)」「茶量(ちゃりょう)」など、流派によって、様々な名前で呼ばれています。茶葉の量を測って 急須 にいれるための 古美術工芸品 、文房具で字を書くときに使われる腕枕を代用した事から始まり小さくなりました。その様な関係で、素材が竹で出来た逸品が多くあり、竹の材質も白竹や斑竹、煤竹や黒竹といろいろな材料が見られます。表側には花鳥 山水画 、詩など刻まれており、彫刻家 や竹芸家の 著名 な作家が作られた作品や逸品も有ります。他には金属、象牙 、木などが使われて、象牙や骨で出来た昔の天然素材が中国茶では好まれているようです。日本の煎茶道では、流派や使う場所によって、竹で出来た作品では、節をつける場合と、つけない場合が有ります。一例ですが、黄檗売茶流の場合は「玉露は節なし」「煎茶は節あり」という習いです。