買取実績 buy

四国の愛媛県のお客様より突然お電話を頂き、高僧の書画を数点お譲り頂きました。  

売却例の説明
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買取依頼のお電話を突然頂き、「古美術骨董の世界は長年の経験と、知識にも基づく世界なので、老舗 骨董店の信頼出来るお店に査定や 鑑定 をして欲しくて電話させて頂きました」と話され、愛媛県西予市のお客様より買取の依頼を頂きました。宇和民具館付近にお住まいの年配のご主人からのお電話でしたが、古美術骨董の世界をよくご存じのようなお客様でした。このお客様からは 骨董品茶道具 を数点お譲り頂きましたが、今回はそのなかの 掛軸 を紹介させて頂きます。

この掛け軸は臨済宗黄檗派の即非如一の二行書です。割合 保存状態 も良く、表具 も綺麗な江戸時代当時の 古裂 が使われています。この作品は 共箱 はありませんが、丁寧に書かれた高僧の書画です。即非如一は隠元隆琦、木庵性瑫とともに 黄檗の三筆 と称され、古筆 や禅の水墨画が有名です。詩をよく書き、禅味のある観音・羅漢・蘭竹を画いており、これは日本の 文人画 のさきがけとされます。

即非如一(そくひ にょいつ)は1616年から1671年まで生存され、江戸時代前期中国の明から渡来した 臨済宗 黄檗派(黄檗宗)の僧です。俗姓は林氏。字は即非で福建省福州府福清県の出身です。1657年隠元に招かれて来日し、長崎崇福寺に住して伽藍を整備し、その中興開山となりました。1663年山城国宇治の萬福寺に移り、法兄の木庵性瑫とともに萬福寺首座となりました。最初の黄檗三壇戒では 教授 阿闍黎の任を務めました。翌1664年帰国の途中、豊前国小倉藩主小笠原忠真らに招かれ、1665年福聚寺を創建してその開山となった。その後、崇福寺に隠居してそこで没し享年56でした。

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