面白い花台の骨董品宅配買取で、このような漆芸品の置物をお譲り頂きました。
¥180,000-
写真20枚掲載、クリックしてご覧下さい。
品番:Z-14
価格:¥85,000-
全体 縦幅約 165cm 横幅約 42cm
本紙 縦幅約 84cm 横幅約 30.5cm
色紙 縦幅約 20.5cm 横幅約 17.5cm
本紙は 紙本 です。
小品ですが、大田垣蓮月のさすがと思わせる筆使いで、立派な 逸品 です。
掛け軸で、綺麗な当時の表具が施され、本紙は色紙です。
神光院の住職、一水 老師の箱書き(極箱)が付いております。
読みは、「あすもきてみんと思へば家づとに
たお(手折)るもをしき山さくら花」です。
意味は、山桜の枝を折って家に持ち帰るのはもったいなぐらい美しく、
明日もまた来たいと思った心境を詠んだ歌です。
古い時代の逸品ですが、ご覧のように、保存状態 の良い 掛軸 です。
神光院の極箱に入っております。
大田垣蓮月とは、江戸末期から明治初期の歌人で、寛政時代に京都に生まれています。
実父は伊賀上野の城代家老で、養父は知恩院の坊官大田垣伴左衛門光古です。
幼少の頃丹波の亀岡城主松平家に奉公して、のち光古の養子望古と結婚したが、のち離別しました。
1819年光古の養子古肥と再婚しましたが、蓮月33歳のとき、古肥が病死したので剃髪されました。
蓮月は 若年 から歌道に親しみ、自詠の歌を彫った 陶器 も多く作っています。
歌風は平明温雅で幕末京都女流歌人の代表者でもあり、富岡鉄斎も若年のときに彼女の庵居に遊び、富岡鉄斎と連月合作の作品も多く残されています。
明治時代の明治8年に85歳で亡くなりました。
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