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品番:X-1738

価格:売却済

河井寛次郎 鉄釉 茶碗

この作品は河井寛次郎の鉄釉 茶碗です。
共箱ではありませんが、河井寛次郎は多くの試作品を作り、研究に励んでおられました。
上りの悪い逸品や、景色 の気に入らない 逸品 は、人々に差し上げておられたのだと思われます。
河井寛次郎記念館に伺うと分かりますが、上絵付飴釉、自然釉が施された陶片が、登り窯 周辺に放置されております。
この作品を持って、河井寛次郎記念館で箱書きと鑑定をして頂くと、3万円から5万円の費用が必要です。

昔の作家は大変な時間と努力を積み重ね、やっとの思いで独自の作品を作り上げます、少し作家の苦労話をさせて頂きます。
一般的に芸術家が一生涯に制作された作品で、力作や秀作は制作した全作品の二割ぐらいだと聞いております。
例えば、河井寛次郎の登り窯の周辺では多くの陶片が残され色や形を探るのに何千もの陶片を焼き、研究されていました。
殆どの芸術家は、試行錯誤を何年も繰り返し、50歳頃になりようやく自分独自の作品が出来るようです。
最近では才能は何もしなくてもすぐに開花すると思う若者も多くおられますが、プロスポーツやオリンピックの選手達は口を揃えて何年もかかり、周りの人に助けてもらい自分の境地にたどりつくと話されます。
芸術家も同じで、研究して境地に入られた 晩年 の作品は、高価で取引されているようです。
これらの作品を査定、鑑定 する古美術商も当然、同じ事が言えるでしょう。

買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

抹茶道具や煎茶道具の茶道具宅配買取を頂き、お譲り頂きました。

写真21枚あります。くわしくはこちら 材質は木製で、華やかで明るい春の訪れを描いた楽しい 棗 です。蒲公英(たんぽぽ)と土筆(つくし)の図 で、春の花の蒔絵で買取ました。昭和時代の作品ですが、古い時代 から日本に 伝承 されている 蒔絵 の 技巧 や図柄が楽しい作品で、さすが茶道御 家元 に仕える 漆器 の老舗店舗の作品で買取させて頂きました。昔の伝承された日本ならではの 図柄 で、春の草花が一体化され、上品で優雅な情景を醸し出している棗です。待ち遠しい春先の御茶会で使われ、その場の明るく楽しい情景が思い浮かぶ 逸品 です。採光の加減で白く光ったり、背景が映り込んだりしておりますが、傷んでいるところも無く 保存状態 の良い 茶道具 です。この作品は岡本漆専堂で表千家とゆかりの深い、京都の漆器製造の 老舗 です。 茶の湯 の世界を簡単に骨董店から説明させて頂きます。 お抹茶の世界は、茶道の最初は、千利久から始まり、千宗旦の時代頃に 裏千家、表千家、や三千家が作られていった。また、小堀遠州を祖とする大名好みの豪華、唯美的な一流派、遠州流や表千家 7代如心斎の門下の川上不白 (1716~1807) を祖とする茶道流派の一つ。である江戸千家、等々、それぞれ流派の決まり事や、作法の違いや、特徴はありますが、大きく茶の湯、と解釈すると同じような目的や志が見えてきます。お煎茶の世界も同じでいろいろの流派があります。