販売商品 product

品番:X-1943

価格:売却済

伊万里焼 染付 向付

江戸時代末期から明治時代にかけて作られた伊万里焼向付 で、古伊万里 とまではいかないでしょう。
染付で可愛らしい 花鳥図 が手描きで描かれており、上がりの良い逸品です。
ひび割れや欠けも無く、保存状態 の良い、綺麗な品物です。
大きさも丁度使いやすいサイズで、最近では、このような向付はコーヒーや紅茶、お酒を飲む器に使用され、たいへん人気があります。
また小ぶりの向付は、中国茶を飲まれるアジアの 愛好家 が煎茶道具の煎茶碗として使用されますので人気があります。

この向付の 図柄 について説明させて頂きます。
このような図柄は「芙蓉手」と呼ばれており、中国明代万暦年間(1573~1620)頃に景徳鎮民窯で作られた 染付 磁器の文様様式のことです。
見込中央に大きく円窓を設け、その周囲を区切る文様構成が、大輪の芙蓉の花を連想させることから、日本では「芙蓉手」と呼ぶようになりました。
典型的な芙蓉手の図柄は、見込に牡丹の花や虫が描かれており、中国ではおなじみの主題です。また、周囲の区画された窓には左右対称の蕉葉や牡丹などの吉祥文が描かれ、それぞれの窓の対角線上に同じ文様が配されています。
中国製の芙蓉手は、当時の西欧において人気の高い製品でした。

買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

指物師十四代 駒沢利斎の香合で裏千家十五代 家元 鵬雲斎宗匠の書付がある茶道具を宅配買取で、お譲り頂きました。

写真32枚あります。くわしくはこちら 千家十職の一人、十四代 駒沢利斎(明治41年~昭和52年、十三代の妻)の蛤貝 香合 で買取ました。駒沢利斎は優雅で 精緻 な継ぎ手や嵌め込み技法が特徴で、板物・挽物・曲物など多くの 茶道具 を残しており、日本の伝統工芸の指物師で、その 技法 を茶道具に生かし、茶道文化とともに継承されました。ホゾや継ぎ手によって交互に材を組む 日本独自 の指物師で、千家十職 の一人です。材質は蛤貝で、金箔が丁寧に施され、非常に綺麗に 高蒔絵 のように胡粉を盛り上げて菊の花が描かれ、現在ではなかなか見られない昔の 職人技 が素晴らしい逸品で買取しました。拡大写真なので胡粉の白い部分が汚れているように見えますが、綺麗な状態です。千家十職の一人、駒沢利斎の 伝承 された巧みな 職人技 の技法で、上品で優雅な味わいを醸し出している 逸品 です。綺麗な共箱で、裏千家十五代 家元 鵬雲斎宗匠の 書付 が付いております。本物の蛤貝なので隙間なく合い、割れや欠け、ひずみ等無く 非常に 保存状態 の良い品物です。 この作品は高蒔絵ですが、反対の研ぎ出し 蒔絵 について説明します。 研ぎ出し蒔絵は漆と蒔絵の面が均一になっているために、表面を強く傷つけたり、意識的に削らない限り金粉が取れません。平安時代に大きく発展し完成した技法で、漆を上塗りして塗りを完成させる前の段階の器に対して、平蒔絵の要領で蒔絵を施します。蒔絵が乾いた後に最終の上塗りをします。塗込みと呼ばれる工程で、絵や文様を含んだ器面全体に黒呂色漆を塗り重ねることが、平蒔絵との最も大きな相違です。研ぎ出し蒔絵は平蒔絵のような直接の光り方をせず、落ち着いた光を放つので、最後の研ぎの工程により、金粉をどれだけ美しく出せるかが技術の差です。