市川銕琅の骨董品宅配買取を頂き、置物や諸道具を数点お譲り頂きました。
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この人形は木製で、市川銕琅の 極彩色 の作品で買取しました。時代は大正時代から昭和初期頃にかけて作られた作品です。当店では長年営業しており、市川銕琅の 骨董品 も沢山扱っておりますが、これだけの名品はありませんので高価買取しました。これだけ大きな作品ですが、日本人の心が伝わる、表情の愛らしい作品で、さすが市川銕琅の作品と思わせる 緻密 で丁寧な彫る技法が際立つ名品です。立雛の表情や艶やかな着物が素晴らしく表現され、さすが市川銕琅ならではの 伝承 された昔の 職人技 が光る 名品 です。このような作品は、明治時代のヨーロッパの万国博覧会で絶賛された日本を代表する貴重な工芸作品として外国のお客様に非常に人気があります。採光の加減で白く光っておりますが、傷や割れ等無く、ご覧のように 保存状態 の良い品物で、未使用品と言って良い作品です。共布で、綺麗な 共箱 が付いております。このような 古美術工芸品 は特別高価にお取引できます。
市川銕琅について
市川銕琅は1901年(明治34)~ 1987年(昭和62)85才没。大正から昭和時代に活躍した鉄筆 彫刻家 です。東京調布国領町生まれ、本名は虎蔵。加納銕哉に 師事 し、徹底的な写生と彫る技法を学び、鉄筆彫刻の最後の継承者と言われる。大正7年、奈良に移住。この頃、銕哉より「銕良」の 雅号 をもらう。大正12年、22歳の時に鉄筆の技量を認められ、「鉄琅」と改名する。30代で紫斑病を患い聴力を失うが、より 彫刻 に集中し、製作を続ける。