茶道具宅配買取依頼で煎茶道具や抹茶道具をお譲り頂きました。
写真18枚あります。くわしくはこちら
五代 川端近左の香合で、川端近左は江戸時代から二百年以上続く漆芸界の 重鎮 です。材質は 木地 に特殊な 技法 で 漆塗 が施されており、題名には「錆塗」と書かれております。川端近左が得意とする技法で、螺鈿細工と蒔絵で文字が描かれており買取ました。美しい錆塗技法に 螺鈿 を用いた 蒔絵 が施されており、昔の 職人技 が生かされた 茶道具 で買取しました。内側や底部には 刷毛目 模様が施され、たいへん優美で上品な 香合 です。現在の作家ではなかなか見られない 五代 川端近左ならではの素晴らしい逸品です。蒔絵は手描きで 細密 に描かれており、当時でも高価な 逸品 です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように未使用品に近い、保存状態 の良い品物です。二重箱の共箱で共布が付いております。
作家の名前で相場価格の問い合わせをよく頂きますが、同じ作家の作品でも 若書き と 晩年 の作品では、大きな差があり、また作家によれば最晩年の作品が特別高価な作品もあります。やはり何事も同じで、長年かかり自分の独自の境地の技術や世界を作る事が出来ます。このように若い時に作られた作品と、晩年になり自分の境地に達した作品では雲泥の差が出ます。