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加守田章二の彩色壺を紹介します。


加守田章二の彩陶の を紹介します。高さ20.3cm×幅28.2cmで、底部に「章」と があり、「一九七五」と刻まれています。 1975年、42才のときの作品です。彼は、49才という若さで夭折しておりますので、最晩年といっても良い時期に作られた作品と言えます。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行きます。若年 期の作品よりも、晩年の作品の方が、やはり熟練した深い味わいが出てきますので、断然、高く評価させて頂けます。中でも、亡くなられる一年前、二年前の最晩年の作品は、最も高価に取引される作品となります。

美術大学 で富本憲吉近藤悠三らに 師事 して 陶芸 を学び、1967年34才のときに を構えて独立、1977年44才のときには、さらに新天地を求めて陶房を移しています。遠野では、修行僧のように作陶に励み、曲線彫文、彩陶など新たな境地を次々と築き上げました。益子焼に斬新な新しい風を吹き込んだ功績は偉大で、近代陶芸界の天才と言われています。若くして亡くなりましたので、その作品は希少で、晩年上手 の作品は、一千万円近い価格で取引されています。独創的な形で、彩色や 象嵌 などの 技巧 が施された曲線彫文壺や彩陶壺が一番高価に買取させて頂ける作品です。この壺も、彩陶壺ですが、もう少し、 器全体に 図柄 が 緻密 に施された壺、波模様が繰り返されてリズミカルな曲線を描いているような作品ですと、この壺の2倍、3倍の価格で取引されるでしょう。一口に作家の作品と言っても、いろいろあります。制作年代や題材、出来栄えなどにより、買取価格が違ってきます。売却を検討される際には、一度ご相談頂ければと思います。(No.300)

 

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