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清水卯一の青磁の作品を紹介します。

清水卯一の を紹介します。高さ28.8cm×幅27.4cmで、高台内に「卯」と があります。清水卯一は中国陶磁の鉄釉や柿釉を研究し、生涯を通じて、素地釉薬 の組み合わせに試行錯誤を重ね、柿のように明るい発色の鉄釉や、複雑な貫入が入った青磁釉など、独自の 作風陶器 を生み出しました。世界的な 陶芸家 として知られ、「鉄釉陶器」で 人間国宝 です。彼の作品は、青磁、あるいは青瓷とも称される青い釉面に、氷の結晶のような 貫入 が層をなすように無数に入っています。貫入とは、素地と釉薬の収縮率が異なるために窯から出して冷える際に生じるひび割れのことで、古くから 陶磁器 の見どころの一つとされてきました。これほどまでの貫入にこだわった作家は無く、氷裂貫入の 青磁、青白磁に近い釉薬の蓬莱磁、黄蓬莱など、釉薬や素地土の内部にあるものを導き出すように美しい色釉薬を作り出しました。

この作品も、彼が得意とする青磁の蓋付きの壺で、深い味わいのある逸品ですね。このような貫入が美しい、おおらかな彼らしい作風が冴える作品は、たいへん人気があり高価買取対象です。晩年上手 の作品は、高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。

陶芸作品は火の中をくぐって出来上がります。作品の 景色 や、状態は、焼きあがるまでわかりません。 を開けて、初めて品物の良し悪しが決まるものです。そこに陶芸作品の面白さがあり、同じ窯で同時に焼かれても、一点、一点、違い同じ焼き上がりの陶芸作品はありません。同じ模様の作品でも、焼き上がりの景色や出来栄えにより、価格は2倍、3倍と変わります。また、産地の特定や、時代の判断は、高台 の土や作品の色合い、また 図柄 の伸びやかさや構図、形で判断します。その査定には確かな知識と経験が必要となります。陶芸作品の真贋を問う場合や、時代を見るのは数十年の経験が必要です。当店は、祇園の骨董街で長年培われてきた実績があります。売却のご相談は、古美術やかたにご依頼ください。(No.42)

 

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