買取実績 buy

伊勢原市の渋田川河畔のお客様に、来店頂き竹籠をお譲り頂きました。

売却例の説明
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横幅約 49.5cm 縦幅最大約 29cm 取手を含む高さ約 36cm

お婆さんがお亡くなりになり、今まで集めておられた 煎茶道具 を売却したいと子供さんに来店頂きました。お婆さんは祇園骨董街にも来ておられ、昔に一度子供さんと一緒に来店頂いたので、その子供さんがお婆さんの作品を持って売却されに来られました。このお客様は神奈川県伊勢原市のお客様で、昔お婆さんに来店頂いていた折に、渋田川河畔芝桜を一度見に来られたらと良く話されていました。きっと伊勢原市の渋田川の近くにお住まいだったと思われます。このようなご縁で今回買取させて頂きました。材質は竹製で昔の煤竹で作られた作品で、 が翠香と入っています。大正時代から昭和初期頃の関西の棚物師、木下翠香の作品です。名工ならではの 職人技 が生かされ、昔の竹根も使われ 細密 で丁寧な竹の編み方が非常に面白い 竹籠 で、名品 と言っても良い作品です。全体の形と竹の編み方が非常に面白く、現在ではこれだけ精巧な竹芸品は、なかなか見られず、昔の 職人技 が生かされた 逸品 です。共箱 で、傷んでいるところはありません。採光の加減で白く光っておりますが、綺麗な品物です。昔の職人技が素晴らしい 茶道具骨董品 は、高価買取させて頂きます。

この作品は木下翠香の作品で、昔の煤竹が使われており、現在ではこのような煤竹も少なく、竹籠贋物 を作るのは難しいものです。しかし、古美術骨董の世界は、後づくりや贋物が多くあり、贋物の話を少しさせて頂きます。著名な作家になるほど贋物が多くなります。 人間国宝文化勲章 受賞 者、また帝室技芸員などの作家には特に多く見られ、なかには百点の内、一点しか本物が無い作家の作品もあります。これらを見分けるには、長年の経験と知識が必要で、専門に扱っている作家でも数十年かかり、やっと学べる事もあります。やはり信頼出来るお店を探す事が一番でしょう。