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藤本能道のぐい吞みです。


藤本能道の、色絵のぐい吞みを紹介します。高さ4.7cm×幅6.7cmで、高台内に「能」と があります。美しい白磁に赤絵を主体とした軽快なタッチで黄色、緑、青が彩り華やかに描かれております。彼の代表的な 作風 で作られた可愛らしい作品ですね。

藤本能道は、富本憲吉加藤土師萌 らに 師事 し、九谷焼系の 色絵 を学びました。初期の作品は、師たちの模倣から脱却しようと、前衛 陶芸 に傾倒しましたが、次第に オブジェ から釉や絵付けへ関心を寄せるようになりました。鉄釉彩や 赤絵 の研究を始め、絵付けと焼成を幾度も繰り返す独自の技法「釉描加彩」を開発し、写実 的で豊かな色彩の作品を作り上げました。色絵磁器で 人間国宝 に認定されています。彼の作品には、絵付 が良く映える箱や扁平した 、大 などが多く見られます。またその 図柄 には花鳥を好んで用いています。鳥の中でも、最も好んだ図柄が、カワセミです。カワセミは、彼の描いた題材の中でも最も評価が高く、人気がある図柄です。青み掛かった「草白釉」や、雪のような白さの「雪白釉」の生地に美しいカワセミが描かれている作品になりますと、百万を超える価格で取引される作品もあります。この作品は、そのような大作に比べますと、小品になりますので、買取価格はだいぶ低く取引されます。同じ作家の作品でも、小さい作品と、何日、何ヶ月もかけて作られた大きなサイズの力作とでは、価格は10倍、20倍と違ってくるのは当然のことかと思います。芸術家が生涯かけて制作された作品は、数多くありますが、力作や秀作と言われる作品は、実は全作品の二割ぐらいだと言われています。制作年代や題材、出来栄えにより、買取価格は一桁違う場合もあります。売却依頼の際には、一度ご相談頂ければと思います。
(No.12)

 

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