買取実績 buy

骨董品売却依頼で広島県の年配のお客様ですが、LINEで写真をお送り頂き帯留めをお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が13枚あります。くわしくはこちら

ご高齢のお客様の様でしたがお電話を頂き、「私は外出も出来ず、整理はとても出来ないのですが、数点の古美術 骨董品 があり、尾道市の西園寺の近くで、古美術やかたさんには遠くですがどすればいいのですか」とお電話を頂きました。年配のお客様でゆっくり説明させて頂きました。最初は初めてLINEを利用されるので、ゆっくり数点の 諸道具 を写真をお送り頂きましたが、後半にはお分かりになった様子で、簡単に写真をお送り頂きました。面白い骨董品や 茶道具 もあり、しっかりお値段を付け買取させて頂きました。「わざわざ慣れないLINEを教えて頂きありがとうございました」と話され、喜んでおられました。

この帯留めの材質は、べっ甲 です。時代は明治時代前後だと思われます。ご覧のように蒔絵や螺鈿細工が素晴らしく、見る角度によって、螺鈿 の輝きが違います。 が入っておりますが、作者についてはよくわかりません。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い 帯留 で高価買取させて頂きました。

螺鈿細工の言葉が出てきたので、螺鈿の事を説明させて頂きます。
螺鈿は、主に 漆器 や帯留めなどの伝統工芸に用いられる装飾 技法 のひとつで、貝殻の内側、虹色光沢を持った部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の 彫刻 された表面に嵌め込む技法で、螺は貝、鈿は散りばめることを意味して、そのような方法で 工芸品 が作られました。使用される貝は、夜光貝や白蝶貝、また黒蝶貝や青貝、そしてアワビ、アコヤガイなどが使われます。奈良時代に唐から輸入され、平安時代には、漆芸の装飾技法として 蒔絵 との併用が流行しました。鎌倉時代になると鞍の装飾として好まれ、室町時代になると中国の螺鈿細工の素晴らしい技術も導入されました。安土桃山時代にはヨーロッパとの貿易によって急成長して、ヨーロッパでは一つのステータス・シンボルとなり、非常に人気がありました。日本ではこの頃の輸出用の漆器は南蛮漆器と呼ばれています。江戸時代になっても螺鈿は引き続き人気がありましたが、幕府の鎖国により螺鈿職人は日本向けの商品に集中しました。現在の螺鈿細工の基礎は、このようにして築かれました。

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