販売商品 product

品番:X-1784

価格:売却済

十代 大樋長左衛門 香合

この香合は大樋焼の 香合 で、面白い 釉薬 が施されております。
大樋焼 は楽焼の別れの窯で、茶道具の抹茶道具の茶碗では有名で、このような 楽焼 は空洞が多くあり、お湯が冷めにくく 茶碗 では人気があります。
しかし、使用されると割れやすく、長年茶の湯に親しまれた方にお使いいただくのが良いと思われます。
この香合は 保存状態 も良く、大切に使われてきた逸品だと思われ、未使用品に近い 逸品 です。
共箱も付いており、茶の湯 のお 茶会 でも十分使用して頂ける作品です。

大樋焼 は、寛文6年加賀藩の茶道奉行として京都より 裏千家 四代、千宗室・仙叟が五代藩主前田綱紀侯の命により金沢へ招かれた際、同じく京都より楽家四代、一入の門人、初代長左衛門を同道した事より始まります。
初代長左衛門は金沢東郊の大樋村に最良の土を見いだし、仙叟の指導のもとに茶器を焼成してこの作品の十代 大樋長左衛門にわたる大樋焼の祖となりました。
十代大樋長左衛門文化功労者、日本芸術院会員でもあり、茶陶を多く残されております。

買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

鉄瓶の骨董品宅配買取を頂き、数点の鉄瓶をお譲り頂きました。

写真2枚あります。くわしくはこちら 明治時代から大正時代頃の煎茶道具や抹茶道具に使われる 鉄瓶 で買取ました。保存状態 が悪く錆が多くついておりますが、全体的に 重量感 があり、ご覧のように面白いデザインの鉄瓶です。この鉄瓶は量産された簡単な作品で、保存状態が良ければ販売価格は安く設定しますが、これだけ保存状態が悪いと販売する事が出来ません。水漏れ等はありませんが、このような鉄瓶は買取が出来ない場合が多くあります。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではなく、直接お客様より入荷した品物で、保存状態の良い鉄瓶と一緒にお譲り頂きました。 このような量産された南部鉄瓶は 茶の湯 釜や 花瓶 などとともに南部鉄器として知られ、岩手県の特産品の一つです。北上川流域では東大寺の大仏鋳造を機に金山開発が進められ、これに伴って鉄鉱資源も多く見出され 鋳物 産地が存在していました。しかし量産品の為、骨董品 として販売していることは殆どありません。