買取実績 buy

骨董品売却依頼で甲冑の買取依頼を長野県のお客様より頂き、節句用の飾り兜の査定をさせて頂きました。

売却例の説明
写真が9枚あります。くわしくはこちら

先に品物について説明します。この 鎧兜 は、戦いで使う甲冑ではなく、明治時代から昭和初期頃に作られた、後作りの節句に飾られていた飾り用の鎧兜で買い取り価格も安価です。胴丸や腹巻も寄せ集めでなく、買い求められた時から使用されていた部品が付いております。長年時代を経てきた味わいがありますが、傷んでいる所もほとんどなく、保存状態 の良い 逸品 です。飾り物の甲冑ですが、古い時代 の丁寧で味わいのある 職人技 が冴える逸品で、鉄味も良く存在感漂う作品です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように綺麗な逸品です。

鎧兜はなかなか買取が出来ず、本歌の鎧兜の説明をさせて頂きます。
鎧兜は当初時代ごとの流行があり、平安時代から続いた徒歩での戦いから、馬と弓を使った騎馬戦に戦いは変化していき、甲冑も姿を変えて大鎧が登場します。その頃の 兜 は星兜が主流だったと言われています。鎌倉時代になると染色技術が発達し、色彩豊かな兜が出来、飾りつけも小さくなりました。また兜の吹き替えし部分に魔除けの色でもあった赤色を使ったのも当時の 甲冑 に見られます。鎌倉時代末期になると彫金技術が発達して豪華な金物を配した美術工芸的な甲冑が造られるようになります。甲冑に使われた金物を削って文様を作り、それらに金鍍金を施しきらびやかな甲冑が出来ました。動きやすい 胴丸 が出来、その後戦国時代に登場する当世具足はこの胴丸から進化したものと言われています。その後、彫金細工象嵌細工 の発達で江戸時代の変わり兜や豪華な甲冑が生まれました。鎧兜は日本の 骨董品 の代表的な作品です。

この査定依頼は長野県のお客様より頂きました。当店のホームページには鎧兜を沢山紹介しており、それをご覧になり見積もり依頼を頂きました。最近では鎧兜も少なく、このような節句に使われた鎧兜を査定いただく事も多くあります。

甲冑売却の詳しい説明はこちら

兜売却の詳しい説明はこちら

鎧売却の詳しい説明はこちら