買取実績 buy

刀装具の鍔の骨董品持ち込み買取を頂き、数点お譲り頂きました。

写真16枚あります。くわしくはこちら

時代は江戸時代の鍔で材質は鉄です。時代を経てきた 鉄味 が素晴らしく、古い時代 の、味わいのある 職人技 の風格が見られる作品で買取ました。刀の茎(柄の中に入っている刀の一部)の部分のような面白い透かし彫りが丁寧に施されており、茎(なかご)は刀剣を鑑定する上では非常に重要な部位で、昔ならではの粋なデザインの鍔で買取しました。鉄は硬くて細工が難しいのですが、透かし彫りが斬新で、ご覧のように見事な 逸品 です。このような 刀装具 の 愛好家 のお客様には、この 骨董品 のように鉄味の良い品物は人気があります。採光の加減で白く光っておりますが、歪んだり、曲がったりしておらず、保存状態 の良いです。

刀装具の流派について説明します。
刀装具の歴史は古く、鎌倉時代、室町時代よりありますが、それぞれの時代に 金工品 の制作技術にも派閥が存在しておりました。室町時代頃に生まれた一派には、正阿弥派がありますが、この一派は、有力な一派で長く続き正阿弥派の 技法 をもとにして各地で新たな技法が起こりました。後藤派も有名な流派で、室町時代から江戸時代まで続いた歴史の長い流派で、豊臣秀吉徳川家康にも仕えたとされています。その他には江戸時代初期から続いた平田派や、塗師から 刀装具 を作り始めた奈良派は人物・花鳥・動物の 図柄 を得意としています。