江戸時代の印籠や根付の骨董品宅配買取を頂き、お譲り頂きました。
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この作品は江戸時代頃の 印籠 で、材質は木製で黒柿のように思われます。黒柿の模様を生かした珍しい作品で、花模様の周りにも丁寧な 技法 で細かい細工が施されており、さすが伝承された昔の 職人技 と思わせる上品で優雅な作品で買取ました。日本ならではの 図柄 と時代を経てきた 木味 がマッチして江戸時代ならではの風格が見られる印籠で買取させて頂きました。長年の時代を経てきた木製品ならではの味わいがあり、これ以上割れたり欠けたりしないと思われます。ご覧のように、その上に銀地に細かい彫金細工が施された扇面が嵌め込まれています。可愛いふくら雀の 根付 は黒檀製で、時代は江戸時代から明治時代頃の作品です。この根付は形も面白く彫る技法も丁寧で、特に裏側の足模様などは根付師ならではの表現です。「宝楽」と 銘 が入っており、江戸後期に活躍した蝙蝠の根付を得意とする根付師です。根付だけでも15万円以上の値打ちがある 骨董品 です。緒締めは綺麗にカットされた茶金石です。紐はのちに替えられた紐のようです。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように内部も傷んでいる所は無く、保存状態 の良い品物です。
印籠について
印籠や煙管筒の煙草入れには、金工細工 が施された作品も多くあります。金工作品 のなかには彫金細工や象嵌細工が丁寧に施され、日本独自 の素晴らしい逸品も残されています。蒔絵 と金工細工が上手くマッチして独自の 美術品 として 愛好家 の間には人気があります。また、彫金細工や象嵌細工が日本の独自の技術で、人間国宝 や文化勲章を貰った作家が作っている場合もあり、非常に高価な美術品として高値で取引されています。