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売却依頼を頂き、飛騨市まで出張して金工作品の刀装具で鍔をお譲り頂きました。    

売却作品の説明

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横幅約 6.5cm 縦幅約 7cm 厚み約 0.2cm 重さ約 103g

この国はシルクロードの東の端に辺り、島国ですが面白い 逸品唐物 の素晴らしい作品を拝見する機会がよくあります。今回は岐阜県の飛騨市のお客様で、白川郷の近くまで出張させて頂いたので、ついでに合掌造りの建物を見て帰って来ました。この作品の材質は四分一で、時代は江戸時代の品物です。 はありませんが、両面ともに、古い時代 の丁寧な 技巧 が施された 逸品 です。さすが江戸時代の作品で、彫金細工 と 象嵌細工 が見事に施され、味わい深い風格が感じられます。この時代の藩お抱えの職人が作った作品は、銘を入れることが許されず、この作品も、それらの作品なのか、日本の文化芸術を継承された素晴らしい 技法 が施されていますが、銘は無く、無銘ですが 名品 です。先代がコレクター の方より、直接買い付けた品物です。長い年月を経てきた味わいのある美術品ですが、ご覧のように 保存状態 の良い作品です。このような古い時代の 刀装具 の  は高値でお譲り頂けます。

この作品は、四分一合金で作られておりますが、よく似た素材に黒四分一 (金一分差し)があります。今回は四分一合金とよく似た合金の黒四分一の説明をさせていただきます。四分一を40%と 赤銅 を60%合わせたものに、さらに金を1%混ぜた合金のことです。煮色仕上げで赤銅の青みがかった黒とは異なった黒色が得られます。この作品は四分一合金、別名 朧銀 とも言われている制作技術と同じように用いられる 技法 で、四分一合金とは色合いや質感が変わり、独特の優雅さが生まれ、一部の 愛好家 には特に好まれます。