買取実績 buy

茶道具売却依頼で、三重県名張市より金工作品の煎茶道具を持って来店頂き、秦蔵六の錫の茶托をお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が67枚あります。くわしくはこちら
横幅約 12.7cm 縦幅約 8.5cm 高さ約 2.7cm

お婆さんがお亡くなりになり、今まで集めておられた 骨董品煎茶道具 を売却したいと子供さんに来店頂きました。お婆さんは三重県名張市より、月に一度ぐらい祇園骨董街にも来ておられ、一度子供さんと一緒に来店頂いたので、その子供さんがお婆さんの作品を持って売却されに来られました。さすがお婆さんが 古美術工芸品 の事を良くご存じで、子供さんも教えられていて、詳しい説明をしなくても分かっておられました。このようなご縁で今回買取させて頂きました。

この作品は金工作品で、煎茶道具の錫の 茶托 です。時代は明治時代から大正時代ごろのものだと思われます。作品は二代 秦蔵六が作り、彫刻 もしております。煎茶道花月菴習軒派の坂田習軒が描かれた 図柄著名な作家の秦蔵六が彫り込んでいます。秋の草花や菊が絵替りで彫刻されており、日本独自 の四季の図柄で、昔の 職人技 の凄さを感じる 逸品 です。錫製品の為、採光の加減で影ができたり、白く光っておりますが、状態の良い品物です。共箱 で二重箱に入っております。五枚絵替わりで、高価買取させて頂きました。

この茶托は、錫で出来ているので、錫製品の手入れの仕方を説明致します。

煎茶道具の中には、錫で出来た道具が沢山ありますが、手入れや使用の注意をまとめてみました。金属 工芸品 は色の変色はありますが、特別な手入れはほとんど必要ありません。融点の低い金属で、火の傍に置かないことが大切です。ストーブやガスコンロの傍に置いておきますと、あっという間に溶解します。タバコの火が約800℃ですが、約200℃より少し高い温度で溶け出すと言われていますから、相当に低い温度で溶け出すので、ご注意ください。また、長時間家庭用の冷凍庫へ入れっぱなしにしされても、変色や質感が変わります。使用する直前に急冷される程度なら問題はありません。最近身近に売っている「メラミンフォーム」と言う洗剤のいらない台所スポンジが錫、銀も傷めることが無く油汚れだけを綺麗に取り去ります。

金工作品売却の詳しい説明はこちら

煎茶道具売却の詳しい説明はこちら

茶道具売却の詳しい説明はこちら