販売商品 product

価格:売却済

刀装具 鍔 販売

横幅約 8.8cm 縦幅約 9.0cm 厚み約 0.3cm
重さ約 172g

今回掲載させて頂く刀装具は、競り市やオークションで買い受けた作品では無く、明治時代コレクター のお孫さんより一括で直接買い受けた品物で、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
そのような作品で、買い受けた時点で日本美術刀剣保存協会の認定証の無い品物は新たに認定証は取っておりません。

材質は鉄で、時代は江戸時代 です。
長年の時代を経てきた 鉄味 が素晴らしく、風格が見られる作品です。
表面には大空に立ち上る雲のような彫金細工が施され、金銀象嵌で太陽や月、星座が施されております。
天文学や故事が当時の職人ならではの 図柄技法 で表現されている面白い作品です。

裏面には、ご覧のように文字の金象嵌が施されております。
裏面の文字は、「焼鎌の敏鎌以ちて打ち掃ふ事の如く」と書かれているようで、向こうの方の繁った木を、焼を入れた敏鎌で打ち掃うことです。
意味は、人には色々の問題がたくさんある。その問題(繁木)で、行く先が見えないのを、焼の入った鋭い鎌、すなわちするどい知識、叡智をもって、打ち掃って初めて、行く手が見えてくる。です。

鍔に「斎藤芳彦」と が入っており、作られた年号は、安政二年八月と彫られています。
斎藤芳彦(文化3年(1806)~明治15年(1882))
越後の国、新発田藩のお抱え 金工師。巧手。園部家に 入門 し、初銘を芳秀と名乗る。

採光の加減で白く光っておりますが、歪んだり、曲がったりしておらず、ご覧のように 保存状態 の良い逸品です。
このような 古い時代刀装具は高価買取いたします。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

久しぶりに骨董品宅配買取で鎧兜をお譲り頂きました。

写真が3枚あります。くわしくはこちら この作品は明治時代の 甲冑 で、当世具足と言われる鎧の一様式で、鎧櫃に入っており買取させて頂きました。兜は鉄製で 鉄味 も良く、細部まで非常に丁寧に作られており、筋の部分には銅の覆輪が施されております。最近ではこのような昔の 職人技 が素晴らしい 逸品 はなかなか無く、貴重な 逸品 で買取しました。漆塗が施された三つ巴の前立の装飾も美しく、昔の 職人技 が素晴らしい兜です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い 鎧兜 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた 骨董品 ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 鎧兜の説明を少ししますと、甲冑(鎧兜)とは、甲(鎧:よろい)及び冑(兜:かぶと)のことで、胴体部分を守る鎧と、頭部を守る兜からなる防具です。江戸時代に入り、天下泰平の世の中になると、甲冑(鎧兜)は、武士の威風を示すための道具になります。実戦での使用がなくなったことで、甲冑(鎧兜)には様々な装飾が施されるように。そして、幕末から明治維新の時期においては、武器の進化に追いついていくことができなかった日本式甲冑は、防具としての役割を終えました。